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教育活動

<担当科目>
[大学院]
博士後期課程:舞台芸術理論特殊研究・芸術研究特別演習
博士前期課程:舞踊史特論・舞踊特殊研究

[学部]
舞踊学・日本舞踊論・日本舞踊史・日本舞踊演習・ゼミナール

<教育方針>
種が地に落ち、稲が自然に生えても農耕文化とは言えません。種蒔き→田植え→稲刈り→脱穀--、人間が生み出した知の秩序が潤沢な生産を支えているのです。それと同じようにただ踊りが氾濫しているだけでは舞踊文化とは言えないでしょう。私は舞踊の“英知”を育てることを方針にして、舞踊芸術を未来へつなげていきたいと考えています。

<学内活動>
大学院舞台芸術専攻主任(2016.9~2019.9)
図書委員(~2016.9)・広報委員(~2016.9)

<特別講義>
学外から研究者をお招きし、舞踊学関連の特別講義を次の通り実施いたしました。
2019年度「社会に開かれたコミュニティダンス」稲田奈緒美氏(桜美林大学准教授)
2019年度(大学院)「〈感動〉の仕組みと〈レアリア〉」法月敏彦氏(桜美林大学教授)
2019年度(大学院)「日本舞踊とは何か」三浦雅士氏(評論家)
2018年度「カンボジア古典舞踊の魅力」山中ひとみ氏(カンボジア古典舞踊家)
2018年度(大学院)「ベジャールとピナ・バウシュ」渡辺保氏(演劇評論家)
2018年度「歌舞伎舞踊の衣裳」大倉直人氏(歌舞伎研究家)
2017年度「舞踊の文化政策-芸術文化振興基金を例に-」中川俊宏氏(武蔵野音楽大学教授)
2017年度(大学院)「人はなぜ踊るようになったのか?」尼ヶ崎彬氏(学習院女子大学名誉教授)
2017年度(大学院・若手)「演劇と社会のかかわり:社会科学的視点から考える」阿部健一氏(演劇活性化団体uni代表・演出)
2017年度(大学院)「歌舞伎への招待」古井戸秀夫氏(東京大学特任教授)
2017年度(大学院・若手)「グローバルに拡がるインド芸能-つながりと関係性からみえたものー」竹村嘉晃氏(芸能人類学者)
2016年度「新国立劇場での舞踊公演制作」佐藤弥生子氏(新国立劇場制作部舞踊プロデューサー)
2016年度(大学院)「祭祀とトランスー芸能の源流をバリ島に見るー」石井達朗氏(慶應義塾大学名誉教授・舞踊評論家)
2015年度「バレエとコンテンポラリ-」立木燁子氏(舞踊評論家)
2015年度(大学院)「文学と舞踊~バレエの場合~」佐々木涼子氏(東京女子大学名誉教授)
2014年度 エリアナ・パヴロバと貝谷八百子」川島京子氏(早稲田大学文学部助教)
2014年度(企画展)「貝谷八百子先生の思い出」山野博大氏(バレエ評論家)・大竹みか氏(貝谷バレエ団代表理事)
2013年度 「復興支援における芸術の役割」山脇晴子氏(日本経済新聞社執行役員)
2012年度 「伝来100年、バレエ界の現状」森龍朗氏(舞踊家)
2011年度 「巫俗儀礼と舞踊-韓国の事例を中心に」野村伸一氏(慶應義塾大学教授)
2010年度 「バレエ・リュスとその芸術」村山久美子氏(バレエ評論家) 
2010年度(大学院)「幻想としての身体」三浦雅士氏(評論家)
2009年度 「舞踊とポスト・モダン」貫成人氏(専修大学教授)
2008年度 「舞踊とモダニズム」國吉和子氏(舞踊評論家)
2008年度 「ダンス・セラピーの概論」柴眞理子氏(お茶の水女子大学教授)
2007年度 「舞踊とグローバリゼーション」尼ヶ崎彬氏(学習院女子大学教授)

<特別講義(技術)>
学外から実演者をお招きし、日本舞踊周辺のワークショップを次の通り実施いたしました。
2016年度 「常磐津舞踊劇とせりふ」常磐津仲重太夫氏(常磐津節太夫)
2013年度 「綾子舞」林千永氏(日本舞踊家・日本民俗芸能協会理事)
           五條詠佳氏(日本舞踊家・日本民俗芸能協会会員)

<ゼミナール>
[博士後期課程 研究課題]
2010~13年度 吹田響子
「日本舞踊における翁(式三番)の研究」【主指導】
2010~12年度 川上苑子(日本学術振興会特別研究員)
「浄瑠璃作者「近松柳」と歌舞伎作者「並木柳」-同一作者の戯曲を通してみる上方と江戸」【副指導】

[博士前期課程 主な研究課題]
2018度~ ハン・ハクセン
「中国タイ【人偏+泰】族の「孔雀の舞」にみる民族意識-伝統的な「孔雀の舞」と日本舞踊との比較-」【主指導】
2015~16年度 峰岸優衣
「古典芸能にみる「見立て」文化-"扇"による「見立て」を中心に」【主指導】
2015~16年度 上田薫
「古典芸能にみる“かつら”の変容と不変性」【主指導】
2014~15年度 西尾彩
「日本舞踊における<御祝儀もの>の精神と形式に関する考察」【主指導】
2013~14年度 笹山志帆
「日本のモダンダンスにおけるドイツ表現舞踊(1920年~40年代)の影響」【主指導】
2010~11年度 Kobori Rafael Hissashi(文部科学省国費留学生)
「口承文芸を題材とした舞台芸術の比較研究-羽衣伝説を中心に古典芸能から現代への応用-」【主指導】
2010年度 丸山志穂
「根知山寺の延年「おててこ舞」伝播に関する考察」【主指導】

[主な修士論文]
最優秀論文には湯川制賞、独創的な論文には澤本徳美賞が授与されます。
2016年度 上田薫「歌舞伎にみる”かつら”の変容と不変性-画証を中心に-」
2016年度 峰岸優衣「古典芸能にみる「見立て」文化-”扇”による「見立て」を中心に」
2015年度 西尾彩「日本舞踊における<御祝儀もの>の研究-その精神と形式を探る-」(湯川制賞)【主指導】
2014年度 笹山志帆「邦正美研究-ドイツ表現主義の受容を中心に-」【主指導】
2011年度 Kobori Rafael Hissashi「<羽衣>の研究-古典芸能における説話・伝説の摂取と変容-」(湯川制賞)【主指導】
2009年度 川上苑子「十八世紀末の浄瑠璃作者-近松柳と<絵本太功記>にみる作劇術の有用性-」(湯川制賞)【副指導】
2008年度 小野春香「「助六由縁江戸桜」の祝祭性をめぐる意識の推移-歌 舞伎近代化に関する一考察-」【副指導】
2006年度 吹田響子「御阿礼祭に使われる鈴と幡にみる採物としての一考察」(澤本徳美賞)【副指導】
2005年度 池田昌代「東照宮神輿渡御祭における掛面の一考察」【副指導】
*丸茂美惠子「『舞曲扇林』考-日本舞踊の原点(基本と本質)-」にて湯川制賞受賞しています。後に『舞曲扇林-日本舞踊 基本と本質-』(私家版、2011.10、初版)として刊行しました。

[優秀卒業論文]
最優秀論文に対して芸術学部奨励賞、論文と学業部門の成績と合わせて芸術学部長賞が授与されます。
2014年度 峰岸優衣「伎楽と五節舞にみる芸能への扇の受容と用法-古典芸能における扇の展開を視野に」(芸術学部奨励賞)
2012年度 陣矢恵里花「歌舞伎舞踊「娘道成寺」の画証的考察-絵の美意識と演者の魅力について-」(芸術学部奨励賞)
2010年度 齋藤睦未「歌舞伎舞踊の海外アプローチ-外国語の表記の比較による受容と展開-」(芸術学部奨励賞)
2009年度 藤川夕璃亜「鶴岡八幡宮の「八乙女の舞」に関する一考察-その起源・伝承・芸態について」(芸術学部学部長賞)
2007年度 黒田奈央「若者文化における日本舞踊の受容と移植に関する考察-マンガの傾向から探って-」(芸術学部奨励賞)
2006年度 下山仁子「歌舞伎舞踊の「星繰りの型」に関する一考察」(芸術学部奨励賞)
2005年度 原田ふみ子「文弥人形芝居『源氏烏帽子折』に関する一考察」(芸術学部奨励賞)
2005年度 米原ゆりか「「北州」の画証的手法を用いた一考察」(芸術学部学部長賞)
2004年度 鈴木久美子「『細雪』における古典芸能の採り入れ方-その享受層と影響・展開-」(芸術学部奨励賞)
2003年度 吹田響子「日本芸能にみる長命伝説の源流に関する一考察-中臣氏と秦氏の関係をめぐって-」(芸術学部奨励賞)
2003年度 池田昌代「鎌倉の面掛行列-御霊神社・八雲神社を探る-」(芸術学部学部長賞)
2002年度 小澤理絵「小稲の虎舞」(芸術学部奨励賞)
2002年度 岡野谷朝子「王子田楽の研究」(芸術学部学部長賞)
1999年度 棟形廉「古典芸能 土蜘蛛物の源流~『風土記』から『土蜘蛛草紙』へ~」(芸術学部奨励賞)
1995年度 野口千里「道成寺-鱗落としについて-」(芸術学部奨励賞)
*丸茂美惠子「『妓楽踏舞譜』考」にて芸術学会奨励賞(現・芸術学部奨励賞)受賞しています。後に『おどりの譜 妓楽踏舞譜』(私家版、1984.11、初版)、『おどりの譜-日本舞踊 古典技法の復活-』(国書刊行会、2003.9、再版)として刊行しました。
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